三井ホームの注文住宅の評判と値引き

1.特徴
●高いデザイン性
三井ホームの住宅といえば、何よりもデザインの良さでしょう。住宅展示場でも美しい外観とハイセンスな内装で、ひときわ目立つ存在となっています。あまり褒めるのも良くないのかもしれませんが、実際展示場で眺めて回っていると、非常に魅力的な見た目をしているのは間違いないと思います。
三井ホームでは、デザインを社内ではなく、外部に委託しています。社内の建築家やコーディネーターよりも経験が豊かで専門性も高いことが多いため、他社とは一線を画した見た目の住宅を提供することができているのでしょう。
柔軟性の高さも特徴です。床を大理石や総タイルとしたり、垂壁をアーチ型にしたりなど、他社では断られるような特殊な注文にも応えることができます。
価格は高く、中には平均坪単価が100万円を超えるような住宅もあるようです。しかし、高いデザイン性とこだわりに応えられる柔軟性から、高所得者層の評判は非常に高いです。
企画を統一し大量発注によって価格を抑える他のハウスメーカーとは全く違う方向に強みのあるハウスメーカーです。

●トップクラスの価格
上に述べたように、三井ホームの住宅は他社比べてもかなり高額です。特に自由設計の坪単価は高く、業界でもトップクラスです。
三井ホームの住宅は近年増えてきたツーバイフォーの住宅で、特に変わった方法で建てられている訳ではありません。機能面でも、めだって優れた性能をもたせていたり、高額な設備が標準仕様になっていたりもしていません。材料についても、ツーバイフォーを採用する上での制約はあるものの、高額なものを使っている様子はありません。自由設計と企画住宅についても、間取りや外観の自由度以外はほとんど同じです。

では、三井ホームの価格の高さは何に由来するのでしょうか。一つは、外部の建築家やインテリアコーディネーターの存在です。社員が行うよりも高い質を期待できますが、その分お金もかかります。
また、デザインの自由度の高さも価格に関係していると考えられます。最近では驚くような低価格で住宅を提供するメーカーも増えてきましたが、そうして建てられる住宅は型にはめられた、似たような造りの住宅です。企画や仕様を統一することで、資材の大量発注を可能にしたり、工事を簡略化したりすることで価格を抑えているためです。反対に、自由な間取りやこだわりの外観を実現しようとすれば、そうしたコストカットが通用しなくなります。自由度の高い住宅が高額になるのは仕方のないことです。
顧客層が高所得者に固まっているため、提案も高所得者向けになっているようです。ニーズにあった提供ができるため、高額にも関わらず購入者からの評判は良いようです。

●ツーバイフォーをいち早く導入
今では珍しくなくなったツーバイフォーの住宅ですが、北米などで主流だったこの構法を日本に取り入れたのは三井ホームです。
ツーバイフォーはもともと簡単に建てられることを目的とした方法で、使用木材の規格が決められており、設計や間取りには制約が多いです。その代わり施工が単純なため職人の腕に左右されにくいというメリットがあります。また、壁で支えられるぶん、軸組工法よりも地震などに対する耐性が高いと言われています。在来軸組工法と比べたメリットデメリットがはっきりとしているため、人によって好みが分かれるようです。住宅の何を重視するかをはっきりさせてからどの構法にすべきか考えると良いでしょう。
加えて、外観の自由度は高く、デザインにこだわる場合に向いています。三井ホームの住宅はデザイン性も高く、ツーバイフォーとの相性も良いです。

2.評判
●高価格
高所得者層をターゲットにしているのであれば、価格の高さは欠点とはいえないのかもしれません。それでも、三井ホームの住宅は、低価格住宅2件分だと思うと、やはり高過ぎるようにも思います。
一昔前は、家の個性やこだわりといえばセンスの良い外観や、変わった間取り、素材にこだわった内装材を指していました。しかし最近では、家が持つ機能も個性として考えるようになっています。地震への強さや、省エネを意識した設備など、ハウスメーカーの用意した商品も見た目別ではなく機能別にシフトしている印象があります。
三井ホームのデザイン性は確かに個性の一つではありますが、これからの時代その方向性と価格で乗り越えていけるのか少し疑問に思います。

●営業の評判
ハウスメーカーの評判といえば、どこのメーカーも営業の評判が目立つものです。メーカーと消費者の接点といえば営業ばかりなのですから、当然でしょう。また、良い評判よりも悪い評判の方が口にしたくなりやすく、目立ちやすいため、評判の多いところほど悪い印象を受けやすいです。
三井ホームの営業についても、人によってまちまちですが、高所得者をターゲットにしているだけはあるようです。また、他のメーカーでは見かけない女性の営業も多くいるようです。男性では気づきにくい細かな点についてのアドバイスを聞くことができるかもしれません。
三井ホームの良い所は、インテリアコーディネーターや建築家が外部の人のため、営業の能力に出来栄えが左右されにくいということでしょう。外部の目が入るのも良いことだと思います。とは言っても、ローンについての相談などは営業とすることになるため、営業との相性は重要です。

●見積もりが曖昧
三井ホームの評判として気になるのは、契約前に詳しい見積もりが貰えないということです。
高額になる住宅購入の中でも、とびきり高い三井ホームで購入するのであればそれこそ詳細な見積もりは重要です。にも関わらず、見積もりの詳細がないため、それが正当な価格かどうかが判断できません。
カタログなどには坪単価としてざっくりとした価格が載っていますが、坪単価と面積を単純に掛けあわせただけでは住宅の価格は分かりません。材料費の内訳や、工事費がいくらなのかが分からなければ、高すぎる分を削ったり、余裕のある部分を豪華にしたりすることも難しいのではないでしょうか。他のメーカーと比較したい時も不便です。どこの部分に金額の違いがあるのか知りたいはずです。高額な買い物になると、小さな金額の違いは気付きにくくなってしまいます。しかし、少し部材のランクを上げたつもりなのに、家中に適用されるとなると高額になってしまったというパターンもありえます。
見積もりの作成時は、殆どの場合材料の価格や個数を明確にして算出します。一条工務店のように、坪単価と面積と描けた価格にオプションや工事費などを加えて計算しているところもありますが、少数派です。メーカーの方に詳細な見積もりがあるにも関わらず、契約前に渡さないというのは少し不親切だと思います。
納得して購入するためにも、詳細な見積もりは必ず貰いましょう。

3.価格と坪単価について
企画住宅では坪55~65万円、準企画住宅では坪65~75万円、自由設計では坪75~90万円です。
企画住宅については、間取りや外観の選択肢・自由度はほとんどないといっても良いような状況です。しかし、ローコストメーカーの企画住宅や建売住宅と比べると圧倒的にセンスが良く、良い意味で企画住宅らしくない雰囲気です。好みにさえマッチすれば、他のメーカーで企画住宅にオプションをつけたり、自由設計でデザイン重視の住宅を建てたりするよりも価格を抑えることができるでしょう。
準企画住宅は、企画住宅よりも間取りの制約が少なく、家造りの楽しさも感じられます。価格としては、他のメーカーの自由設計と同じぐらいの帯です。
自由設計の坪単価は状況によって大きく変わり、100万円を超える住宅もあるようです。あくまでも参考程度にお願いします。

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