三菱地所ホームとは?
三菱地所ホームは三菱グループのハウスメーカーで、高い知名度と高機能で質の高い注文住宅が人気です。
新築以外にも、リフォームや不動産仲介などを手がけており、注文住宅に限らず住まいに関する幅広い知識を持っています。信頼と実績のあるハウスメーカーです。
巨大グループの一員であるため、建築途中に会社が倒産してしまったり、保証の途中でサポートが受けられなくなったりするといったリスクが低く、長期間に渡る保証が期待しやすいのも大きなメリットです。規模の小さな工務店でも良い住宅を建てる業者は数多くありますが、保証の手厚さと安定性を取るなら大手に限ります。
●自由設計で理想の家を実現
三菱地所ホームの注文住宅は完全自由設計です。
自由に決められるイメージの強い注文住宅ですが、ハウスメーカーによっては独自のルールや決まりで思うような家がつくれないことも多いです。自由度は各社で微妙に異なるため、こだわりの間取りや個性的な住宅を建てたいと考えている場合は、自由度の確認が重要です。
三菱地所ホームの住宅の構造
木造住宅ではありますが、従来の木造軸組工法ではなく、ツーバイネクストという方法によって建てられています。
柱ではなく壁・床・天井の6面で支える構造のため、横からの力にも縦方向の力にも強く、地震や強風などに強い耐久力を発揮します。
気密性や断熱性も高く、今までの木造住宅の欠陥をカバーする構法です。
三菱地所ホームの注文住宅の特徴は?
●高断熱の省エネ住宅
三菱地所ホームでは様々な技術と工夫で住宅の断熱性を高め、エネルギー消費を徹底的に削減した省エネ住宅を実現しています。
・ハイサーキュレートシステム
これは壁や屋根からの熱を断熱層と通気層の2つの層で遮り、暖められた空気と湿気を外に排出するというシステムです。
効率的に断熱ができ、冷暖房の効率を高めることができます。
・ECOウィンドウ
住宅の断熱性を高める上で忘れてはならないのが窓などの開口部の断熱です。
せっかく壁や屋根の断熱性を高めても窓の断熱性が低いと、そこから熱が出入りしたり、結露を起こしたりする原因になります。
三菱地所ホームでは熱の伝わりにくいアルミ樹脂複合サッシを採用し、熱の出入りを抑えています。
ガラス部分は複層ガラスを使用し、空気の層で熱や音などが伝わるのを防止しています。
●全館空調システム
三菱地所ホームでは「エアロテック」という全館空調システムを採用しています。
エアロテックで一台の室内機で家中の空調を一括管理するもので、効率的に空調の管理を行うとともに、建物内の温度差を減らすことで結露を防ぎ、家を長持ちさせる効果もあります。
温度調整は部屋ごとに可能で、それぞれの部屋に合わせた温度管理が可能です。
吹き抜けなど広い空間の空調に適しており、より自由な間取りをつくりやすくなります。
●素材へのこだわり
三菱地所ホームでは、家の土台に国際ンのヒノキ材を使用しています。
ひのきは耐久性や防虫性に優れた素材で、住宅を長持ちさせるのに役立ちます。
●徹底した防水・防湿対策
木造住宅を長持ちさせるために最も重要なのは水分を遠ざけることです。
雨漏りを防ぎ、湿気をたまらないようにすることが鍵となります。
・防水性の高い外壁を使用
外壁には防水性の高いセメントボードを使用し、雨水の侵入を防いでいます。
耐久性のある素材のためヒビも生じにくく、雨漏りや汚れの蓄積を予防します。
・高耐久の防水シート
防水シートには耐久性と断熱性の高いものを採用しています。
長期間に渡り防水性が保たれるため、メンテナンスコストが低く、長い目で考えた際のコストパフォーマンスに優れています。
断熱性もあるため結露も生じにくく、建物内部に水がたまるのを防ぎます。
・床下に湿気がたまらない工夫
床下の基礎にスペーサーを使用することで空気の通り道を確保し、湿気が床下にこもることがないように工夫されています。
これにより土台部分の腐食やシロアリ被害を予防することができます。
●メンテナンスコストの削減
家を快適に長持ちさせるにはメンテナンスが必須です。
三菱地所ホームではさや管ヘッダー工法を採用することで、配管のメンテナンスにかかるコストを抑えています。
配管を直接壁に埋め込まないため、点検も交換も容易です。万が一配管が漏れたり壊れたりしても壁の内部が濡れてしまう可能性が低く、被害を最小限に抑えられます。
さや管ヘッダー工法は給湯中に熱を失いにくいと言う特徴もあり、省エネ効果もあります。
●耐震性
三菱地所ホームの住宅の耐震等級は3で、大地震にも耐えられる耐震性を持っています。
ツーバイネクストは面で支える地震に強い構造です。更に、壁の強度が高いため間取りの柔軟性も高く、広い空間をつくりやすいです。
三菱地所ホームの価格と坪単価
坪単価は60万円から90万円です。仮に坪単価を80万円とした場合、30坪の家で2400万円、35坪の家で2800万円になります。
注文住宅全体で見るとやや高めの坪単価ですが、大手ハウスメーカーに絞れば平均的な坪単価です。
ローコスト系のハウスメーカーの中には坪単価30万円の住宅もあり、大手に引けを取らない高機能な面を有している住宅も少なくありません。そのため、三菱地所ホームの坪単価60~90万円は高すぎると感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、ローコスト住宅にも大手同様の機能性があると言っても、それはピンポイントなものです。
高気密工断熱の省エネ住宅、耐震性や耐久性の高さ、安心の長期保証、設計の自由度の高さなど多くの面で優れた住宅を坪単価30万円で建てるのは不可能です。様々な点で優れた住宅を建てようとすれば、どうしても坪単価は高くなってしまいます。
また、坪単価というのはあくまでも目安でしかありません。
坪単価やハウスメーカーの規模の大小にかかわらず、住宅の価格は家の広さやグレード、設備、土地の形状、周辺状況などに大きく影響を受けます。広告にある坪単価が安いからと言って、必ずしも安く建てられるとは限りません。
価格を比較する場合は坪単価ではなく、見積もりから比較したほうが確実です。
三菱地所ホームの保証とサポート
●品質管理の仕組み
三菱地所ホームでは専門のマネージャーが全行程をチェックし、品質を守っています。
施工登録者には研修と登録を義務付け、ミスや不正などが生じることがないよう、徹底的な管理を行っています。
住宅の品質については、配筋・基礎・構造・断熱・防水の5つの点からレポートを作成し、客観的な視点で品質の判断をしています。
●引き渡し後も徹底サポート
高機能高耐久につくられた住宅でも、実際にそれを実現させるためには定期的な点検とメンテナンスがかかせません。
三菱地所ホームでは建物の引き渡し後、4ヶ月、1年、2年、7年のタイミングで定期点検を行っています。
設備や建物のチェックの他、手入れ方法についてのアドバイスも行っています。
また、それ以外にもメンテナンスや住宅の不具合について専用の窓口を設け、いつでも気軽に相談できる仕組みが整っています。
●最長50年の長期保証
三菱地所ホームの保証は最長50年。
50年後も会社が存続していると考えられる大手だからこそ可能な長期保証です。
住宅の構造と防水性を定期的に診断することで問題にいち早く気が付き、修理箇所が広がらないうちにメンテナンスができるようになります。
建物診断は10年ごとに行い、最初の20年までは無料で診断が受けられます。