分譲地は、駅やスーパーまでの距離も、建っている家の雰囲気も似ています。「どの区画を選んでも大きくは変わらないのでは?」と思いがちですが、じつは区画の位置によって、住み心地や価格がけっこうちがいます。この記事では、奥の区画・入り口の区画・角地・南道路・北道路など、区画ごとのメリットと注意点をまとめます。

「一番奥がお得」とは一概には言えず、何を優先するかで、合う区画は変わります。静かさや子どもの遊びやすさなら奥の区画、日当たりなら南道路、プライバシーや価格なら北道路、開放感なら角地が候補です。どの区画でも、ゴミ置き場・電柱・高低差・道路の種類は契約前に必ず確認しましょう。
区画の位置ごとのメリット・注意点
| 区画 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 奥の区画 | 通り抜けの車が少なく静か。子どもが遊びやすい | 車の出入りで手前の家の前を通る。旗竿地のような形のことも |
| 入り口に近い区画 | 車の出入りがしやすい。来客にもわかりやすい | 人や車の通りが多い。ゴミ置き場が近くなりやすい |
| 角地 | 2方向が道路で開放感がある。日当たりや風通しをとりやすい | 人目につきやすい。塀や外構の費用がかさむことも |
| 南道路 | 南側が道路なので日当たりを確保しやすい | リビングが道路から見えやすい。価格が高めのことが多い |
| 北道路 | リビングを道路から離せてプライバシーを確保しやすい。価格は南道路より安めのことが多い | 南側の隣家との距離しだいで日当たりが変わる |
南道路と北道路、どちらがいい?
一般的に、日当たりを確保しやすい南道路のほうが、北道路より価格が高い傾向があります。ただ、南道路はリビングや庭が道路側になるので、外からの視線が気になってカーテンを閉めたまま、ということも起こりがちです。
北道路でも、南側の庭を広めにとる・吹き抜けや高窓を使うなど、間取りの工夫で明るさは確保できます。同じ分譲地の中で南道路と北道路の価格差がどれくらいかを見て、その差に見合うかで考えるのがおすすめです。
角地のメリットと注意点
角地は2方向が道路に面しているので、開放感があり、日当たりや車の出し入れがしやすいのが魅力です。また、特定行政庁が指定する角地では、建ぺい率が10%加算される緩和を受けられることもあります(建ぺい率・容積率とは?)。
一方で、人目につきやすく、道路に面する部分が長いぶん、塀やフェンスなどの外構費用がかさみやすい点には注意しましょう。
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どの区画でも契約前に確認したいこと
分譲地では、ゴミの集積所の場所が開発の段階で決まっていることが多いです。家の目の前にならないか確認しましょう。
駐車場の出入りのじゃまにならないか、図面と現地で確認します。
道路や隣地との高低差があると、外構や擁壁の工事費がかかることがあります。
分譲地内の道路が私道の場合は、持分や維持管理のルールを確認します。道路の幅は容積率にも関係します。
分譲地は「建築条件付き土地」のことも多いです。建てる会社が決まっているか確認しましょう(注文住宅と自由設計の違い)。
土地の価格が相場とくらべてどうかは、土地価格の相場を調べる方法で調べ方をまとめています。旗竿地のような形の土地については旗竿地の記事もどうぞ。
よくある質問
Q. 分譲地で人気の区画はどこですか?
A. 南道路や角地は人気が高く、先に売れやすい傾向があります。ただ、人気の区画が自分たちに合うとは限らないので、優先したいことから考えましょう。
Q. 区画の価格差は値引きできますか?
A. 売れ残っている区画などでは、相談に応じてもらえる場合もあります。近くの土地の取引価格を調べておくと、交渉の材料になります。
まとめ
- 「一番奥がお得」とは限らない。優先したいことで合う区画は変わる
- 静かさなら奥、日当たりなら南道路、プライバシーや価格なら北道路、開放感なら角地
- ゴミ置き場・電柱・高低差・道路の種類・建築条件は、どの区画でも契約前に確認する
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