ローコスト住宅

新型コロナの影響で「ミニ戸建て」が伸びている件

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新型コロナウイルスの流行は収入の低下や、ボーナスカットなど、家計に暗い影を落としています。

これから流行がどうなるのか、経済はどうなっていくのかという先の見えない不安も大きく、将来設計にも大きく影響を及ぼしています。

特に数十年先まで計画が必要な住宅購入に踏み切るのは難しいタイミングで、不動産市場はさぞ苦境を強いられている――と思いきや、マンションこそ苦戦しているものの、戸建住宅はむしろ伸びる傾向に。
コロナ不況の中、戸建住宅が売れているのにはどんな理由があるのでしょうか?

ミニ戸建て住宅人気は加速

都内で小ぶりな戸建住宅を扱う不動産業者によると、戸建ての売上は2020年5月、6月と伸び続けているという話です。

売れているのは小さいながらも部屋数とゆとりのあるタイプの住宅で、「出せば売れる」ほどの人気ぶり。

他にも、郊外の中古一戸建てや、駅から離れた中古住宅にも買い手がつくなど、これまであまり人気のなかった物件に注目が集まるように変化しています。

基本的に価格帯としては土地も含めて3000万円以下のものが中心で、少し交通が不便でも手に届く価格で、広さや部屋数にゆとりのある物件が人気です。
これまでの住まい探しは、通勤通学に便利ということが非常に重要な条件で、部屋数や広さは犠牲になることの多い項目でした。

しかし、新型コロナウイルスの流行によって自宅で過ごす時間が増え、プライバシーの確保ができる個室や仕事のできるスペースなどが重視されるように変わってきています。

テレワークは定着するのか

自宅で過ごす時間を伸ばす一番の要因がテレワークです。

毎日会社に通うのであれば、通勤時間の短縮は最重要ポイントです。

多少狭くても帰ってきて寝るだけなら狭くても多少不便な造りでも気になりません。休日を外出して過ごすような人ならなおさらです。

しかし、コロナ禍によってテレワークが導入され、休日も自宅で過ごすようになると、住まいについてもっと真剣に考えなくてはいけなくなります。

仕事をするための個室を準備できるのか、日当たりや騒音に問題はないかなど、これまで問題にならなかった部分も気になるようになっていきます。
都心の手狭なマンションよりも、郊外の一戸建ての人気が高まるのは自然な成り行きでしょう。

とは言え、今後も同様の傾向が続くかどうかは分かりません。テレワークを一旦導入した企業も、26%がすでにテレワークをやめてしまったという調査もあります。大手企業でも対応は分かれ、日立製作所や富士通などはテレワークをしばらく継続する予定でいますが、伊藤忠商事やダイキン工業などはテレワークをやめてしまっています。

やはり業種や会社の規模によってはやはりテレワークへの移行は難しく、新型コロナウイルス流行を気に働き方や住まいへの考え方が180度変わってしまうということは流石にないでしょう。しかし、テレワークが上手く定着した一部企業・業種ではコロナ後もこしたスタイルを続けていくことは予想されます。

厳しいタワーマンション

戸建住宅好調の一方で厳しい状況におかれているのがタワマンです。

マンション生活で欠かせないのがエレベーターの存在。狭い密閉空間に人が乗り合わせるエレベーターはまさに「密」です。
低い階層ならば階段を使うこともできますが、中階層以上になると毎日の上り下りを階段のみにするのは不可能。
マンションでは一つのエレベーターで使用できる人数を5人程度に制限していることが多く、出入りの多い朝晩は待ち時間が長時間になるケースも少なくないようです。

せっかくエレベーター内の「密」を避けているのに、エレベーター待ちの行列に長時間いては意味がないのでは、とうんざりしてしまう人も多いのだとか。

他にも、マンションではどうしても隣近所の生活音が響きやすく、仕事や長時間過ごすのに支障が出たり、騒音トラブルに発展したりしやすくなります。部屋数も少なく、仕事専用のデスクや部屋を確保する余裕がないことが非常に多いです。

タワーマンションは交通の便が良かったり、ショッピングに便利だったりという魅力もあったのですが、外出もレジャーも厳しい状況ではそうしたメリットも消えうせ、デメリットばかりが目立ってしまっています。

特に厳しいのが湾岸地域のタワマンです。利便性と華やかなイメージで人気のエリアでしたが、コロナ禍によってタワマン人気が大幅減、加えてもし延期された2020年の東京オリンピックが中止にでもなれば、エリアそのもののイメージ低下は免れません。

テレワークと脱東京

もしテレワークがコロナ後も継続し、出社が月1、週1で住むのなら東京勤務でも住めるエリアはぐんと広がります。わざわざ土地も物件価格も高い都内に住む必要はありません。1時間圏内の場所なら十分候補になります。

温泉地である熱海や湯沢は海やスキーも楽しめますし、新幹線を使えば1時間圏内。毎日は無理でも、月1回なら何の問題にもならない距離です。軽井沢などの別荘地に移住し、普段は自宅で仕事、必要な時だけ東京に、というスタイルも良いでしょう。

完全に都市圏から離れ、地方に移住するのは難しくても、東京にギリギリ通える圏内が候補に入れば、土地の選択も住まいの選択肢も大きく広がります。

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