半注文住宅とは?
欠陥住宅が多いと言われる「建売」ではなく、「売建」のことを「半注文住宅」と呼びます。
「売建」とは「建築条件付き土地」のことを言います。
「売建」の「半注文住宅」の場合、自由に間取りや建築素材などを設計することができます。
また、建築工程が見れるので、手抜き工事のチェックをすることもできます。
「半注文住宅」を選んだ経験をまとめました。
『注文住宅』とか『自由設計』と聞くと、何だかワクワクしますよね。
自分で考えた通りの家が出来上がった時の感激は忘れられません。
と同時に「しまった!!」という経験をお話ししますので、これから建てる方は参考にしてみて下さい。
ハウスメーカーの落とし穴
工務店の場合は分かりませんが、一般にハウスメーカーと呼ばれるところで注文住宅を建てる場合、打ち合わせは建物のことだけです。
私が検討していた4社は全てそうでした。
屋根や外壁、間取りなどを中心に、様々なアドバイスをしてくれますが…
『外構工事については一切の説明がないまま契約を勧めてきます!』
まぁ気付かない私もどうかと思いましたが、仕事の合間に貴重な休みを利用して、各種手続きに翻弄していたので、契約後に気付きました。
更に工事着工してからも壁紙やら照明やらコンセントやら細かい打ち合わせがあったので、庭のことについては「日曜大工で、のんびり庭をいじくるのも悪くないな」と深く考えませんでした。
外構工事は予想以上にお金がかかる
メーカーから「あと1週間ほどで引渡しできる」と連絡を頂き、現地へ見に行きました。
指示通りに完成した我が家を見た時の喜びは、ひとしおでした。
と同時にすぐ違和感を感じました。
購入した土地が広かったため、建物のまわりに何もなく、建物だけがポツンとたたずんでいます。
玄関までのアプローチすらありません。しかもナント、
『表札もポストも無い〜!!』
あわててハウスメーカーへ問い合わせたところ、契約した工事内容には外構工事は一切含まれていないとのこと。
「そりゃそうだ、打ち合わせした覚えないし…」ということで馴染みのある業者を紹介してもらい、表札・ポスト・フェンスをお願いしました。
それだけでも約百万円の出費です。
家具や家電の購入も検討していたので、ひとまず最低限の工事だけしてもらい、あとは野ざらしのまま新生活がスタートしました。
私のような極端なケースは稀だと思いますが、注文住宅は建売住宅と違って、すぐに住める状態ではありません。
メーカーだけではなく、色んな人からアドバイスを聞いてから契約しましょうね。