一戸建て

プレハブ住宅とは?価格が安い?

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住宅の工法について調べていると「プレハブ工法」と書かれているものを良く見かけまず。

プレハブというと、工事現場に置かれているコンテナの後な形をした簡易的な建物をイメージ師弟しまいますが、その認識は正しいものではありません。

今回は私達の身近にある、知っているようで知らない「プレハブ」について解説していきます。

 

◯プレハブ工法とは

プレハブはプレファブリケーションの略で、pre(前)もってfabrication(制作)するという名前の通り、予め工場で生産・加工された部材を使って組み立てていく工法です。

 

工事現場や仮設住宅で見かける建物は、予め工場で建物のパーツをつくっておき、現場で組み立てて使っています。見た目が画一的なのは大量生産されたものだからです。

 

ただ、工事現場で見かけるようなものだけがプレハブだとは限りません。工場で部材を生産・加工してから現場に持ち込んで組み立てているものは全てプレハブ工法と呼ぶことができます。

私達のイメージする簡素なつくりの建物だけでなく、もっとしっかりとしたつくりの建物にも、プレハブ工法を採用しているものがたくさんあります。

 

◯プレハブ住宅の種類

プレハブ工法を使用して建てられる住宅はプレハブ住宅と呼ばれます。

プレハブ住宅は使っている材料や構造によって、更にいくつかに分類できます。

 

木質系プレハブ

工場で生産した木質パネルを使って家を建てる。パネルを組み合わせている点では2×4と同じですが、木質系プレハブの場合はパネルの中に断熱材がすでに入れられています。

 

鉄骨系プレハブ

軽量鉄骨を使って木造軸組工法のように建てていく住宅です。

 

鉄筋コンクリート系プレハブ

工場でコンクリートの壁をつくってから組み立てていく住宅。コンクリートを固める枠を現場で準備したり、固まるのを現場で待ったりする必要がないなどのメリットがあります。

 

ユニット工法

工場で部屋を箱状の状態まで組み立て、現場ではそれを積み木のように組み立てていくという工法。プレハブ工法の中でも特に工期の短い工法です。

 

◯プレハブ工法のメリット

品質が安定する

部材は工場で生産されるため品質は安定しやすくなります。検査も一度に行えるため効率的です。

 

従来の工法、特に木造住宅は、現場の職人の腕に品質が左右されやすいという欠点がありました。木材をそれぞれの職人が加工し、組み立てていくため、個人の腕やコンディションによって仕上がりが変わり、住宅の品質にも影響を及ぼしてしまうのです。

 

プレハブ工法の場合、差が出やすい加工なども一括で行い、まとめて品質のチェックを行うため、家やパーツによって品質にばらつきがあるということがおこりません。

 

また、現場で必要となる施工についてもプレハブ工法は簡単になりやすい傾向にあります。もし携わる職人の腕が未熟でも、プレハブ工法なら問題が発生しにくいです。

 

工期が短い

完成までが早いのもプレハブ工法の特徴です。特にユニット工法の工期は短く、部屋の形が出来上がった状態で運び込むため、基礎の工事が終わっていれば、数日で家が建ちます。

他の構造の場合でも、プレハブ工法の工期は2~4ヶ月ほど。

 

時間が短ければ、それまで住んでいる家の家賃も大きく節約できますし、建築途中の建物の内部が雨に振られて傷んでしまう心配もありません。

転勤や進学などで転居にタイムリミットがある場合もおすすめです。

 

 

◯プレハブ工法のデメリット

画一的なデザイン

工場で大量生産される部品を使えば当然、家の見た目は似たような雰囲気になります。

間取りや内装の自由度も高くありません。規格から外れたものにする場合、追加費用がかかることになります。

画一的なデザインをダサいと思うかどうかはそれぞれの感性ですが、少なくとも個性的な住まいにしたいという人には向きません。

 

立地によっては建てられないことも

部材を加工して現場に持ち込むという都合上、持ち込むパーツが大きくなりやすく、大きな重機やトラックによる搬入が必要になります。

隣接している道路が狭かったり、間口の狭い旗竿地などでは建設ができなかったり、余計な費用がかかることになります。

トラブルにならないように、建設可能な土地かどうかは事前によく確認しましょう。

 

◯プレハブ住宅の価格

一般的にプレハブ住宅は、部材の大量生産が可能になるため、価格が安いといわれています。

しかし、実際にプレハブ工法を採用しているハウスメーカーの住宅価格を見てみても、安いといえるような値段ではありません。

 

大手ハウスメーカーの住宅価格には、広告宣伝費や研究開発費、人件費などが多く含まれています。大量生産によって多少コストを抑えたところで、相殺しきれるものではないのです。また、工場を持つのにも人件費などのコストがかかります。

 

メーカーにとっては、プレハブ工法はコストを抑える手段なのかもしれませんが、残念ながら消費者がそれを実感することは難しいのです。

 

◯プレハブ工法を採用しているハウスメーカー

有名な大手ハウスメーカーの多くがプレハブ工法を採用しています。

 

積水ハウス:木質系・軸組工法

ダイワハウス:木質系・軸組工法

ヤマダホーム:木質系・パネル工法

セキスイハイム:木質系・パネル工法/鉄骨系・ユニット工法

ミサワホーム:木質系・パネル工法/鉄骨系・ユニット工法

 

積水ハウス:鉄骨系・軸組工法

ヘーベルハウス:鉄骨系・軸組工法

パナソニックホームズ:鉄骨系・軸組工法

トヨタホーム:鉄骨系・ユニット工法

 

大成建設ハウジング:鉄筋コンクリート系・パネル工法

レスコハウス:鉄筋コンクリート・パネル工法

 

◯実は身近なプレハブ

プレハブといえば工事現場のイメージを抱きがちですが、実は大手ハウスメーカーのほとんどで採用されている工法です。

 

工場生産による安定した品質には安心感があり、工事期間も短いです。

その一方で建築場所やデザインには制限があるため、自分の希望通りの家が実現可能かどうかはあらかじめよく確認しておきましょう。

 

 

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