1.特徴
レスコハウスは鉄筋コンクリート造の住宅を販売しているハウスメーカーです。もともとは日本プレスコンクリート(今のジオスター)の建築部門が子会社化したもので、現在は新日本製鐵グループの一員となっています。建築部門の独立は1966年と歴史の長い会社です。
鉄筋コンクリートを用いた建築は、高い強度を要求される大型の建物には多いものの、一般住宅ではそれほど多くはありません。工期が長くなり費用もかさむためです。建物自体も木質系の住宅に比べるとかなり重くなります。地盤によっては、改良工事やより丈夫な基礎が必要になり、余計に費用がかかります。
ただ、鉄筋コンクリート造は耐火性や遮音性に優れており、地震にも強いことから、丈夫で安全な住宅を求める人には支持されています。
レスコハウスの住宅はコンクリートパネルを使って建てられます。あらかじめ成形されたコンクリートパネルを用いるため、工期が短縮でき、工場生産によって一定の品質が保証されます。大成建設ハウジングで使われているパルコンと同じです。
また、35年の無償点検を設けており、丈夫な家に長く住みたいという人には嬉しいサービスです。どんなに良い家も、メンテナンスがなければ快適に住み続けることはできません。毎日見ていると気が付かなかったり、素人目ではわからなかったりする部分もあるため、定期的にチェックしてもらえるのは安心です。
2.価格と坪単価について
坪単価は60~70万円です。ハウスメーカー全体でみると上の方の価格帯に位置しています。仕様や設備から見ると、少し不満のある価格です。
木造住宅に比べると高額になる鉄筋コンクリート造であり、同じコンクリートパネルを用いる大成建設よりは多少価格が抑えられています。