1.特徴
機能性の高い住宅
クレバリーホームの住宅は安さだけでなく機能性も重視しているのが特徴です。
広告では値段を宣伝したほうがインパクトもあるためか、安さを謳っているようですが、注目したいのはクレバリーホームの機能性や快適性です。
特に一階と二回の間にも断熱材を入れていたり、タイルなど手間のかかる施工をしたりとコストの追求だけでなく、住む人の快適さを考えた住宅作りには非常に好感が持てます。
法律で定められた基準やインパクトのある数値だけでなく、実際にその住宅で暮らす人への思いやりを持っているように思います。
ただ、やはり派手な宣伝をしている他のメーカーとは違い、目立つような機能やデザインはないため、地味なのは否めません。
通し柱による耐震性の強化
工法は最近工務店や他のメーカーでもよく見かけるようになった、在来軸組工法に面材を加えたハイブリッド工法です。
また、通し柱の数を増やすことによって住宅の耐震性を挙げていると説明されています、通し柱を従来の3倍から4倍に増やすことで、1階と2階の繋がりを強固にすることができるようです。
地震だけでなく、強風などへの耐性も通し柱の増加で高められるらしいです。
しかしこの通し柱の数について、コストに見合う効果は得られないという意見もあります。
むしろ、耐震性を高めるのであれば、間取りを変えたり、通し柱の太さを変えたりしたほうが効率的であるという考え方のほうが主流です。
クレバリーホームで耐震性を重視した住宅を建てる際は、柱の数だけではなく、間取りなどに注目したほうが良いということを頭に入れておいたほうが良いです。
また、コストと工程の削減のため、工事は決められた手順の元で行われます。そのため、変わった工事や特殊な施工などは導入しづらいです。
また、クレバリーホームは使用木材についてもこだわりのものを使っていると宣伝しています。しかし、使われている木材は国産の無垢材などではなく、海外産の集成材です。
木へのこだわりというと、国産・無垢というイメージを抱く人も多く、宣伝としては逆効果にも思えます。ただ、集成材だからといって悪いものではなく、変形が少なく加工が容易ですし、初期強度も高く優秀な素材です。
2.評判
価格についての評判は、至って「普通」だというものです。
特に高くもなく安くもないようです。
ただ、値段を売りにしている割には、実績のあるメーカーなだけあって設備の質は高く、評判も良いようです。
住宅メーカーの評判でよく目にするのが、営業の態度や対応についての評判です。
クレバリーホームも同じように営業についての評判が目立ちます。よく聞く意見が、営業の知識量に差があるということです。
どの営業に当たるかどうかで印象が変わってしまうのは、ギャンブルのようで不安に思う方もいるかと思います。
クレバリーホームはフランチャイズ形式をとっている会社で、特に販路を広げている今は社員教育が行き届きにくい状況にあるようです。
今後はもっと研修や教育に力を入れ、安心して選択できるようにして欲しいです。
クレバリーホームだけでなく、住宅メーカーを選ぶ際は営業担当の人柄や実力にも注目しておきたいです。
3.価格と坪単価について
坪単価は30~60万円と若干の幅があります。
低価格を売りにするハウスメーカーの中では高めの価格帯です。
しかし大手と比べると安価ですし、一番安い価格帯の住宅と比べると質も高く設備も充実しています。
また、住宅を立てる際には、建物の建築費の他にも何かとお金がかかるため予算には余裕を持っておくことが必要です。
例えば、空調や照明、エアコンなど内装にかかるもの、塀や庭など外側にかかる費用があります。
その他引っ越しの費用など、思った以上に出費が多くなります。最低でも400万円は余裕を見積もっておきましょう。
また、ローン等お金の相談は、銀行やハウスメーカーの担当者に相談するよりもファイナンシャルプランナーに相談したほうが良いです。
銀行もハウスメーカーもできるだけ大きな金額になったほうが特をするため、金額に利害関係のないファイナンシャルプランナーの方が安心できます。
参考記事:住宅ローン相談会はどこがおすすめ?