1.特徴
最大の特徴は、こだわりの木材を使用して家を建てるということです。銘木として知られる吉野杉や吉野檜を使った木の香りと暖かさを感じさせる住宅が特徴です。
また、木材は年が経つごとに風合いが変化するため、変わってゆく色合いを楽しみたい人には魅力的です。また、建築する土地を近い場所で育った材木を利用することで、材木の反りを減らし、変形によって寸法が変わってしまうのを防いでいます。
イムラはもともと製材所としてスタートしたため、木材に対する知識も豊富で、木材にこだわった木の家を建てるにはピッタリの会社かもしれません。
また、第3者による検査も導入し、より信頼感のある住宅を提供できるようになりました。これは、建築時に図面との相違や施工ミスなどが起きた場合、10年以内なら施工者が責任を追うという法律ができた影響によるものです。イムラだけでなく、こうした第3者による検査を導入する会社は年々増加しており、消費者が安心して住宅を購入できるようになっています。
2.評判
元が製材所なだけあって、木材へのこだわりは評判になっています。シックハウス症候群など、化学物質を用いた建材への懸念が広まった今、自然の木材を利用した住宅は注目度を増しています。特に子どものいる世帯では、住宅に使用している材料について気をつけている人が多いようです。
ただし注意すべきは、自然の素材だからといって、全ての人にとって安全だとは限らないということです。自然由来のものでもアレルギーを起こす人はいます。木造の家を建てるときは、事前に自分の体質と木材の相性を確かめておくと安心です。住宅展示場などでいろいろな木材の家に入ってみて、気分が悪くなるなどの症状がないかどうか確認しておきましょう。
値段は高額になりやすいです。材料へのこだわりはもちろん、設計の柔軟性も高く、望み通りの家を建てるのには向いています。しかしその分コストが嵩んでしまうため規格住宅の値段にはかないません。
3.価格と坪単価について
木造ハウスメーカーとしては真ん中ぐらいの価格帯です。
イムラの「香りの家」には2つのスタイルがあり、「standard style」では坪55万円から、「VIKYU style」では坪65万円からとなっています。前者は内壁が珪藻土、後者は漆喰となっており、その他内装・建具・キッチン・浴室の仕様にも違いがあります。外装については、和風だけでなく、洋風・タイル張りなど様々な外観に対応ができるようです。
またこの坪単価は施工面積が43坪以上の場合で、それ以下の場合は割増となります。