オーガニックハウスとは?
オーガニックハウスは
デザイン性の高い木造住宅を
扱っているハウスメーカーです。
設立は2004年。
日本オーガニックアーキテクチャー株式会社が
運営しています。
サブライセンス契約によって
展開しているハウスメーカーで、
日本全国の住宅会社や建設会社と
契約を結んでいます。
展開範囲は北海道から沖縄まで広く、
店舗は100以上のぼります。
建築家フランク・ロイド・ライトの精神を受け継いだ家づくり
オーガニックハウスの住宅は
「フランク・ロイド・ライトが現代日本で住宅を作ったら?」
という考え方をベースにして作られています。
フランク・ロイド・ライトはアメリカの建築家で、
世界で初めて「カーポート」を
作った建築家でもあります。
フランク・ロイド・ライトの建築としては、
日本ではカウフマン邸(落水荘)が有名です。
名前に覚えがなくとも、
滝の上に建つ四角い張り出しのある建物の
写真を見たことがあるという人は
多いのではないでしょうか。
オーガニックハウスの住宅の構造
オーガニックハウスでは
「FG-Fシステム」という技術を
使用しています。
これは従来の木造建築に最新の技術を加え、
高い耐震性と耐久性を付与した建築方法です。
設計時には必ず構造強度の解析を行い、
一軒一軒強度を確かめてから建築を始めます。
基礎は地面との接地面積の広いベタ基礎を採用。
地震や強風に見舞われても
地面から引き剥がされてしまう心配がありません。
使用する木材はシロアリと腐食に強いアメリカ産のヒバを使用。
加工にはCAD/CAM連動システムを
使用することで高い精度での
加工を可能にしています。
床にも強度の高い建材を使用し、
水平方向からの力にも耐えられるようになっています。
また、FG-Fシステムは間取りの自由度が高いという特徴もあります。
強度が高いため大きな空間を作りやすく、
間仕切りのない広いリビングや、
開放感のある吹き抜けなども実現できます。
また、拡張性も高いため、
リフォームや増改築等のも柔軟に対応できます。
オーガニックハウスの注文住宅の特徴は?
●3つの技術で地震に備える
オーガニックハウスでは耐震・減震・免震の3つの技術を使用し、
万が一の災害の時も家族を守ることができる家づくりを行っています。
使用しているFG-Fシステムは
従来の木造建築よりも強度が高く、
耐震性も優れています。
減震には、減震ベースWブレーキを採用。
揺れを軽減し、建物の損傷だけでなく家具や人の転倒を防ぎます。
更に独自工法を採用することで免震を行い、
家に伝わる揺れを最小限に抑えます。
●一年中快適な高断熱住宅
オーガニックハウスの住宅は木造ながら高い断熱性を持っています。
冬は暖かく夏は涼しいため、
一年中快適に過ごすことができます。
壁や天井には吹付け発泡ウレタンを使用し、
床下にはポリエチレンフォームの保温版を入れています。
窓にはLow-E複層ガラスを採用し、
熱の出入り口となることを防いでいます。
断熱性の高い住宅は快適で、
冷暖房にかかるコストも大幅に削減します。
また、外気との温度差や部屋ごとの温度差による結露の発生も予防できるため、
家の耐久性も向上します。
●エアレーションシステムの導入
次世代全館空調システムである
エアレーション導入することで、
家の内部は常に綺麗な空気で満たされます。
換気システムには温度の調整だけでなく、
加湿・除湿といった湿度の調整や、
ホコリなどを除去する清浄機能もあるため、
快適で過ごしやすい空間になります。
更に、全館空調により部屋ごとの温度差が軽減されるため、
冬場に起こるヒートショックの予防にもなります。
●太陽光発電システムにも対応
家庭で消費するエネルギーを削減するためには、
省エネだけでなく、
電気を作り出す創エネも重要です。
太陽光発電システムを導入すれば
光熱費の大幅な削減が可能になります。
更に蓄電池に余剰電力を貯めておくことで、
災害時に電力供給が停止した際の備えにもなります。
●HEMSにも対応
HEMSとはエネルギーマネジメントシステムの略です。
家庭内で消費されるエネルギー量と
発電量をひと目で分かるようにするシステムで、
エネルギーの使用状況が数字で分かるようになるため、
より効率的な節電が可能になります。
オプションとなるため費用はかかりますが、
長い目で見れば節約につながる可能性の高いシステムです。
●静かで快適な住空間
オーガニックハウスの住宅は
施工精度が高いため隙間が少なく
防音性の高める加工がされているため、
騒音にも強いです。
外壁材と石膏ボードの間に挟まれた
グラスウールは断熱性を高めるだけでなく、
音を遮る効果もあります。
窓に使用されている複層ガラスも
空気の層によって音を遮断します。
家の外の騒音が伝わりにくくなるため、
交通量の多い道路の近くでも、
快適に過ごすことができます。
また、家の内部の音が外に漏れることも防ぐため、
プライバシーの確保にもつながります。
●火災に強い木造住宅
木は火に弱いイメージがありますが、
オーガニックハウスの住宅には十分な耐火性能があります。
天井と間仕切り材には不燃性の石膏ボードを全面に使用し、
断熱材にも耐熱性の高いグラスウールを採用しています。
万が一室内で火災が起きても炎が燃え広がりにくいため、
避難する時間が確保できます。
外壁のサイディングは耐火性の高いもので、
屋根材には不燃性のものを使用しているため、
隣家からの火災を防ぎます。
●湿気対策で耐久性向上
木造住宅は湿気に弱く、
水に濡れると木が腐ったりシロアリを
呼び込んだりする原因になります。
湿気の対策にはいくつかありますが、
まず大切なのが結露を起こさないことです。
住宅の断熱性を高めることは、
省エネだけでなく、住宅の寿命を延ばすことにもなります。
また、内部の湿気を逃す工夫も必要です。全館空調システムに加え、
壁の内部に通気層を設けることで、
建物内の湿気を逃し、乾燥した状態を保てるよう工夫されています。
●低炭素住宅にも対応可能
オーガニックハウスでは低炭素建築物に対応することも可能です。
住宅が低炭素建築物と認定されるためには、
省エネ性能が一定以上あることが必須条件です。
更に、省エネ性能に加え、HEMS導入、節水対策、
低炭素素材の使用、ヒートアイランドの対策の
いずれかを行うことが必要になります。
低炭素建築物に認定されれば、
住宅ローン控除額の引き上げや容積率の緩和、
登録免許税の優遇など、様々な支援が受けられます。
もし省エネ住宅を検討しているのであれば、
低炭素建築物の認定を受けられるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
オーガニックハウスの価格と坪単価
坪単価は60万円から90万円です。
坪単価平均よりやや高めの価格帯です。
機能性とデザインにこだわった高品質な住宅のため、
平均的なハウスメーカーの住宅よりも高くなりやすいです。
ただし、家の値段は条件によって大きく変わります。
家の広さやグレード、土地の状況によって費用は全く異なります。
また、そのハウスメーカーの標準仕様からどの程度変更されているかも重要です。
標準仕様ほぼそのままなら坪単価そのままに近い建物価格となりますが、
たくさん変更を加えれば価格はどんどん高くなります。
同じような住宅を建てるのでも、
ハウスメーカーによって数十万円以上の差が出ることは珍しくありません。
坪単価の安いハウスメーカーで色々変更するよりも、
少し高めのハウスメーカーでこだわらずに建てたほうが安上がりになるケースもあります。
価格を比較する際は坪単価ではなく
見積もりを使用するほうが正確です。