オープンハウスは東京の本社のある不動産会社で、近年急成長を遂げています。
特に東京周辺で安く家を建てられると評判です。
今回は、そんなオープンハウスの価格と特徴、評判などについてチェックしていきます。
オープンハウスの住宅価格
条件や間取り、グレードによって価格にはばらつきがありますが、坪あたり35万円から60万円が相場。
場合によっては建売住宅よりも安く建てられたり、大手ハウスメーカーの住宅と比べて1,000万円以上安くなったりすることもあります。
土地代にもよりますが、都内でマンションを買うよりも安く一軒家が建てられることだってあります。
オープンハウスの特徴
都会の家づくりが得意
オープンハウスが得意としているのは、狭小地や日当たりが悪い土地など、都市部に多い「買える値段ではあるけれど条件の悪い土地」で行う家づくりです。
都市部で条件のいい土地を探すのは本当に大変で、たとえ見つかったとしてもとても手の打設金額ではありません。
しかし、条件のよくない土地でも、交通の便が良ければ、後は家づくりを工夫すれば快適な生活を送ることができるようになります。
オープンハウスが得意なのはまさにそうした家づくりで、狭小地の3階建てや、今まで人気がなかった変形地に快適で安い一戸建てをどんどん建てています。
アフターサービスは短め
オープンハウスでは住宅価格を抑えるために、保証やアフターサービスをシンプルにしています。
オープンハウスの保証は、構造上主要な部分と雨漏りに関する10年の保証のみ。法律上定められている最低限の保証のみです。
引き渡し後の点検は、1年後と2年後の2回だけ。
その後はメンテナンスに関する相談やアドバイスは行ってくれますが、無償の点検などはありません。
大手ハウスメーカーの保証は手厚いものが多く、法律上必要なものに比べて設備機器の保証がついていたり、シロアリの保証がついていたりします。
点検などのアフターサービスも2、30年続くのが普通です。
最近は、ローコスト住宅でも、引き渡し後半年、1年と段階を踏んだ上で10年保証するようなところが増えていますが、オープンハウスのアフターサービスはその真逆。
国の方針でも住宅の長寿命化と定期的なメンテナンスの実施を重視しており、オープンハウスのコストカット方法はかなり個性的な部類です。
ただ、メンテナンスや点検、修繕などは必ずしも家を建てたハウスメーカーで行わなければならないというルールはありません。
ハウスメーカーにとって修繕にかかる費用などは利益率が高いともいわれており、別の工務店に依頼すれば100万円以上工事費が安くなることもあります。
住宅を長く快適な状態に保つためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが必須です。
オープンハウスでは価格が安い代わりにサポート体制が弱い分、自力で点検業者を手配したり、工事をする工務店を探したりする必要があることは覚えておく必要があるでしょう。
オープンハウスの評判
職人の腕は悪くない
ローコスト住宅というと大工腕が悪いというイメージがあるものの、現場に態度や仕上げなどを素人目ながら観察するかぎり、問題があるようには見えなかった。
値段相応
最初から安い家とわかって購入したため、特に不満はない。
住宅性能が良い
気密性や断熱性が高く、夏も冬も快適になった。結露に悩まされることもなく、過ごしやすい。
連絡が取れない
営業担当が1人で何件も対応しているのか、担当者と連絡が取りにくく不安になった。質問や疑問への対応も遅い。
評判にはばらつきが多め
家の出来やクオリティに関する評判は概ね悪くないものの、中には作りが安っぽいという口コミもみられます。
全体的な傾向としては、最初から価格相応と割り切っていた人ほど不満は少なめです。やはり、ローコストである以上、あまり高望みはできません。
営業担当の対応については、連絡が取れず不満だったという人もいれば、きっちり連絡が取れたというケースも。
これはどちらかが嘘をついているというよりも、誰が担当者になったかという部分に左右されていると見るべきでしょう。
規模の小さい会社や新しい会社ほど、社員教育やシステムが十分でなく、担当による対応の差が生じやすいです。
もちろん、大手ハウスメーカーでもよくない担当者はいますが、こちらについては担当を変えることで改善される可能性があるため、挽回しやすいというメリットがあります。
東京周辺で安く家を建てるなら
オープンハウスは都市部での家づくりを得意としている総合不動産会社です。
狭小地や変形地などの安い土地に建てることができるため、これまで一戸建てが選択肢に入らなかったという人でもマイホームをもつチャンスが生まれます。
建物価格も安く、大手ハウスメーカーに比べるとずっとローコストで家が建てられます。
ただし、アフターサービスや保証については弱いため、点検やメンテナンスの計画を自分で立て、業者を自力で手配するなどの手間は覚悟する必要があるでしょう。