一条工務店の注文住宅の評判と値引き

1.特徴

●低価格で高機能

一条工務店の特徴は、他社にない技術を先駆けて開発・導入しつつも、大手ハウスメーカーとしての強みを活かし、他よりも安い価格で住宅を提供しているところにあります。

また、他のハウスメーカーが別の会社からキッチンやユニットバスなどの設備を購入しているのとは違い、海外の自社工場で生産した設備を使っているということも大きな特徴です。

他に海外に工場を持っているようなハウスメーカーは見当たりません。

今は、海外に工場を持つことで製造コストを押さえることは当たり前の手段になっていますが、住宅メーカーでそうした取組をしているのは一条工務店だけです。

値段が抑えられている分、一条工務店で作っているものを使用するため選択肢は狭くなってしまうというデメリットもあります。

また、海外の工場は現地の政治状況や治安に左右される面もあり、最近では海外進出のリスクを見直す企業も増えています。

●高気密・高断熱

一条工務店の特徴として真っ先にあげるべきは断熱性・気密性の高さでしょう。
断熱性・気密性を数値として表す際、断熱性は「Q値」気密性は「C値」と呼ばれます。

一条工務店の住宅は従来の木造軸組工法ながら最も優れた数値を出しています。
また、住宅全体ではなく、壁・床・天井とバラバラに見ても、非常に高い断熱性・気密性を持つ素材を使用しています。

例:一条工務店「夢の家」

・窓 :樹脂サッシ+二重LOW-Eガラス(ガラス3mm+空気層12mm、アルゴンガス充填)
・壁断熱材:ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 120mm
・床断熱材:ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 90mm
・天井断熱材:ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 145mm
・換気システム:全熱交換型換気システム(温度交換効率90%)

これは高い断熱性・気密性を求められる寒冷地にも適しており、北海道にも進出しているハウスメーカーの一つでもあります。

この優れた断熱性・気密性が評価され、2007年には省エネルギー住宅に送られる賞である「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」で大賞を受賞しました。

第3者の目から見ても、最高水準の高断熱・高気密のエコロジー住宅であることが認められているのです。

これは同じように高気密・高断熱を誇るスウェーデンハウスと並ぶものです。

また、エコロジー住宅だけでなく、環境活動の評価から2011年には環境大臣によりエコ・ファースト企業としても認定を受けています。

また、「高気密と宣伝しながらも実際のC値の測定は行わない」、「数値上は優れているが換気を考慮にいれていない」といったメーカーが存在する中、一条工務店の住宅は気密測定・換気の考慮もしっかり行われており、信頼性が非常に高いです。

一条工務店が標準で導入している換気システムは「ロスガード90」と呼ばれ、温度交換率は90%と業界内ではトップクラスの熱交換率を誇っています。

エネルギーの無駄が少なく、環境だけでなく、経済的にもやさしい住まいになっています。

換気した空気の綺麗さで言うと、セキスイハイムのシステムの方が優れていますが、花粉対策であれば十分な機能を持っており、エネルギー効率も合わせて考えると一概に劣って要るとはいえません。

また住宅の換気システムを考える際に、以外に盲点になりやすいのが消耗品であるフィルターの存在です。

フィルターは専用品かつ頻繁に交換するわけではないので高価になりがちです。

しかし一条工務店では系列工場で生産したものを提供しているため、交換やメンテナンスの際の費用が低く抑えられています。

●高い耐震性

もう一つの特徴として重要なのが耐震性の高さです。

一条工務店は他のハウスメーカーに先駆けて免震住宅を標準のラインナップに加えました。

これは、一条工務店の歴史にも深く関わっています。

一条工務店は静岡から始まった会社です。

静岡県を始めとした東海地方では、長く東海地震に対する警戒を強め対策を行ってきています。

他の地域よりも地震再対策について敏感で、そうした風土が耐震性を重視した一条工務店の住宅づくりに強く影響を及ぼしたと考えています。

創業以来地震に強い家造りを掲げ、長年の取り組み・実績が評価されています。

今では多くのハウスメーカーが免震住宅を販売しています。しかし、免震住宅は高価になりやすく、他のメーカーではまた実績も浅いことから普及はそれほど進んでいないのが現状です。

そんな中、戸建住宅の8割は未だ一条工務店が占めており、「免震住宅といえば一条工務店」というイメージは未だに崩されていません。

2009年の時点では年間で3200棟の免震住宅が経てられていました。

●シロアリ対策

木造住宅の欠点とも言えるのがシロアリの存在。

せっかく丈夫な家を建てても、内側から崩されてしまっては元も子もありません。

一条工務店では、大切な家を長持ちさせるための対策もキチンと行っています。
塩化ベンザルコニウムと銅を主成分とした「ACQ」という薬剤を用い、シロアリ対策を行っています。

大きな専用の機械に木材と薬品を入れ、加圧・減圧を繰り返します。
すると、木材の表面全体に薬剤がコーティングされるのです。
木材を予め薬品で守るため、高い防シロアリ効果が期待できます。

以前はシロアリ対策にはヒ素を含んだ薬品を用いていました。しかし、環境・健康への影響を考慮し、最近ではACQを使用するのが一般的です。
ACQの主成分の一つである塩化ベンザルコニウムは、赤ちゃんのおしりふきなどにも使用されています。
以前よりシロアリ対策に使われる薬品は人間にとってやさしい物に変わってきています。

完成イメージをつかみやすい

最後にあげておきたい特徴は、標準仕様を見て取りやすいということです。

多くのハウスメーカーのモデルハウスは、見栄えはインパクトを重んじるため、標準以上のオプションをつけた状態の住宅になっていることが多いです。
そのため、モデルハウスの豪華さに惹かれて選択したつもりだったが、実際の標準仕様を見てがっかりしてしまったという話も聞きます。

一条工務店の住宅では構造材に無垢の一本物を使うのが標準で、それ以外にも無垢材を利用した出窓やクローゼット、ドアなどが標準仕様になっており、モデルハウスがそのまま標準住宅に近い仕様になっています。
そのため、重他展示場などで見るイメージが実際のイメージと近く、ギャップに悩まされる心配が少ないようです。

2.評判

●広告がすくない

一条工務店は大手ハウスメーカーであるにもかかわらず、テレビCMや広告などが非常に少ないです。
そのため、評判や詳細を知るためにまずインターネットで検索という方法をとる人も多いようです。

中にはCMなどで見かけない企業は小規模でマイナーであるとか、広告に回すお金がないぐらい経営が危ないのだと決めつける人がいますが、それは全くの勘違いであり誤りです。
業界内ではかなりの存在感を放っていますし、CMを打たなくとも評判は後からついて来ているからです。

企業が広告・宣伝に使う費用は膨大なもので、広告はTVCM一本放映するのにも何百万とかかり、その経費は企業経費全体の数%を占めていると言われています。
その広告に使う分のお金を、技術開発や価格に反映されているのだと思います。

また、富士ハウスや穴吹工務店など大手企業の倒産からも、知名度があるからといって安心できるとは限らないという証拠でしょう。
メーカーとは家を立てた後も長く付き合うことになるため、企業の経営状況についてもできれば把握しておきたいです。
殆どの企業のWebサイトにはIR情報が載せられていますので、チェックしておくと良いです。

●デザイン性は低め

性能面では優れた一条工務店の住宅ですが、デザイン、特に外観についての評判はあまり芳しくありません。
住宅展示場で他のメーカーの家と比べても、今ひとつぱっとしない印象なのは否定できません。

一条工務店といえば、リシン吹き付けの外壁と出窓という外観が定番で、良く言えば重厚、悪く言えばやぼったいともいえます。

もちろん、住宅にとって一番大切なことは快適さや安全性です。
しかし、高い買い物をする以上、ある程度見た目にこだわりたいのも分かりますし、常に人の目に晒されるものであるというのも事実です。

ただ、最近では、TOTOのタイル外壁を採用したデザインも登場し、以前に比べれば外観事情もかなり改善されつつあります。
「セゾン」「ブリアール」に加え「i-cube」「i-smart」などの商品ラインナップも増えたため、おしゃれな家造りも可能になってきています。
ただ選択肢の幅が狭いことには変わらず、見た目を重視する場合は苦しいかもしれません。

●太陽光発電システム

太陽光発電システムについての評判もよく聞きます。
一条工務店では太陽光発電システムを導入するにあたって、大胆なキャンペーンを行っています。

このキャンペーンは「太陽光発電システム導入にかかる初期費用は0円」というものです。
初期費用0円というと、却って胡散臭く感じてしまう人もいるかも知れません。

本来ならば200万円前後かかると言われる太陽光発電システム初期費用を無料にできるのはなぜなのでしょうか。

実は、太陽光発電によって節約できた金額を一条工務店に支払うことで、設置料金を払うという形をとっているためです。
一時的に一条工務店側で設置費用を負担してくれるため、導入時の負担が少なく、太陽光発電へのハードルが低く抑えられています。

太陽光発電システム自体も一条工務店の関連会社によって製造されているため、このようなキャンペーンが実現できているのだと考えられます。
太陽光発電システムの導入については、国や自治体によって補助金がでます。

一条工務店の太陽光発電システムはHRDという会社のもので、J-PECに登録されているためこうした補助金の対象になっています。
実際に補助金が受けられるかどうかは、一条工務店の担当者や自治体に確認する必要があります。

●担当者が頻繁に変わってしまう

営業についての評判はまちまちなようです。特に担当者が頻繁に変わるという不満を訴えている人が多いようです。

メーカーにもよりますが、営業のノルマがきつく定着率があまり良くない会社もあるようです。

担当者が変わると、どれだけしっかりと引き継ぎがされているのか不安になるかと思います。

長く勤めている人であれば早々に人が変わることはないはずですが、若い人に当たった場合は話したことについて自分でもメモを作っておいた方が安心かもしれません。

対応そのものについては悪くないようです。
とくに商品知識や専門知識については豊富で、展示場でも専門的な話を聞くことができます。

ただ、知識が偏っている人もいるようで、コストについてあまり意識していないという評判も見かけます。

●キッチン・バスの選択肢が少ない

一条工務店の評判の中で、特に不満点として見かけることが多いのが、システムキッチンやユニットバスの選択肢が非常に少ないということです。

バスもキッチンも特に女性がこだわりたい住宅の重要ファクターであると言えます。

他の多くのハウスメーカーでは、LIXILやパナソニック、ヤマハなどといった会社から購入したキッチンやユニットバスを取り付けます。

競争の厳しい世界だけあって、既成品ながらも選択肢は豊富で、サイズやレイアウト、見た目などを様々な選択肢から選ぶことができます。
殆どセミオーダーと言っても良いでしょう。

しかし、一条工務店ではキッチンもユニットバスも関係工場で製造し、自前でまかなっています。

オリジナルといえば聞こえはいいのですが、独占市場のようなもので、選択肢は限られています。

見た目もあまり変えられないため、こだわりのキッチンを作ることは非常に困難です。
キッチンが気に入らないから一条工務店は諦めるという事態十分もあり得る状況です。

今後は他のメーカーも選択肢に入れられるようになることを期待します。

3.価格と坪単価について

商品プランによって変わりますが、おおよそ坪60万円から70万円です。

価格は施工面積×坪単価で計算され、床暖房や高気密・高断熱などのオプションを追加すると坪単価にオプション料金が追加されます。

関係工場で設備などを製造しているため、デザインや設計の幅は狭くなっていますが、他の業者から購入するよりも同じランクの商品でも割安になっています。

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